休憩至上ism

よく勉強してよく休む

ロンドン探索 - ハリポタのデザイナーショップ MinaLima など

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ロンドンは快晴である。

ロンドンブルートパーズという宝石はロンドンの空の色をしているというから、空を見てみたいと思っていた。なのでこれは自分へのお土産。

 

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今日は、途中まで妹と別行動することになった。バスの2階からの風景。

バスの2階に乗ると景色はとても良いのだけど、階段を降りるのはこわい。

揺れが強く、止まっている間しか進めないので、到着の3駅前くらいから徐々に準備をする。

 

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昨日のマーケットが楽しかったので、今日も違うマーケットにお散歩に来てみた。カムデンマーケットという名前である。

マーケットに到達する前の最寄駅からの道もすでになにやら楽しげで賑やかである。気軽に買えそうなお土産がいたるところから呼びかけてくる。

I Love Berlin と書かれたマグネットなどそういう小さなお土産たちが。

 

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なにやら可愛いものがたくさんありそうなお店が密集している場所があるが、その前に渡る橋から綺麗な風景が見えたので写真を。

ひとりでロンドンをお散歩していると開放的で強くなった気分である。いや、晴れているからそういう気分になっているのだと思う。

この日記の筆者は現代文の心情描写のように季節や天候に心が左右されがちなのである。

 

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手作りのアクセサリー、石鹸、タペストリーなどなどみたいものが無限にあるコーナーにきてしまった。

しかし人が座っているブースの商品をゆっくり見るのはすこし苦手である。

 

 

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少し地下に入ったところにあった石屋さん。

鉱物初心者なのでどういう品質かは分からないのだが、東洋的な雰囲気もすこし感じられる美しい指輪がたくさん。

ラブラドライトムーンストーンはシラーという独特な反射がはいるのだがその光り方がとても豊かだった。

 

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のんびり選ばせてもらって、このふたつを連れて帰ることにした。発色がよく、とても可愛い。

今年は学部の最終学年なのできっと日本に缶詰だろう。それでもこの指輪をみてこの探検と自由を思い出せそうだ。家族にもすこし指輪を選んでおいた。

 

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このマーケットにも食べたことのないものがたくさんある。

 

 

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モチジェラートなるものがあった。絶対においしいと思う。

 

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このカムデンマーケットでしか見かけなかったが、ご飯を食べている人の近くではこういうムクドリに似た鳥が何かをねだっている。ねだっているというより脅しているのにも近い。

非常に堂々としている。

この鳥はいろいろな鳴き声が出せるようで、胸のあたりで機械のような高速のクリック音のようなものを鳴らすところも見られた。羽根の艶は美しい。

 

Wikipediaによるとどうも環境適応能力が高く、生態系で有利なポジションに収まりやすいらしい。

今回の旅の目的ではなかったが、今までみたことがなかった鳥の思い出ができた。

ja.wikipedia.org

 

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そのほかに日本でもお馴染みのアオサギがいた。これは小川の上にある船からおじさんの食べているたこやきのような食べ物を見つめている図。

 

思い出に残る指輪を買えたので満足し、そろそろマーケットを後にする。

行きと同じく最寄駅までの道には数々のお土産屋さんがある。

 

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やっとみつけたアリスのお土産。テニエルの原画が使われている。大きい方でも紅茶パックが100個くらい入っていて8£ほどなのでお手軽といえる。

 

妹と集合するまでに少し時間があるから、移動して大英博物館

 

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博物館の敷地の外にあるいかにもロンドンらしい電話ボックス。お土産にもよくこのモチーフが使われている。

 

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大英博物館は2014年にパリに住んでいた時ロンドン旅行で来たことがある。どんな気分になるか、チラッと訪問したかった。が本当にチラッと覗くだけになった。

 

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すぐに見ることのできるロゼッタストーン

 

 

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ロゼッタストーンに関するお土産も充実しているから自然言語好きの友人へのプレゼントを物色した。

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博物館入口のショップでみつけた時計、文字盤がいろいろな数字で書かれている。

これはちょっとほしかった。

 

妹と合流してハリーポッターの中での書籍や出版物などのデザインを担当しているデザイナーさんのお店 House of MinaLima へ。

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店のショーウィンドウは不思議の国のアリスのディスプレイになっている。不思議の国のアリスに関するものを集めている私にとってこれは嬉しい出来事であった。

どうしてアリスが好きなのかはもはやよく分からないのだが、アリスの世界と関係のあるものに触れると心拍数が上がる。

極めて主観的で私的な、少女の孤独な冒険物語だから好きなのかもしれない。いかなる人間関係も社会との関わりもここでは主題になっていない。

不条理なしかし美を孕んだ世界と自分との対話なのである。そんな世界観を自分の生活にも実装するため、スケジュール帳はアリスのものを選びがちである。

 

 

House of MinaLimaの中の探索へ。

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お気に入りの絵。

こんな風にハリーポッターの世界と関係のある作品が展示&販売されている。

それぞれの絵に数の限定があり、シリアルナンバーも示されている。値段設定もとてもうまい。

世界中のハリポタファンは、こういう絵をロンドンから買って帰って部屋に飾りたくなるのではないだろうか。

この絵はもう売り切れてしまっているようで残念だけど助かったところもある。他にも大変魅惑的な絵がたくさんあった。

 

 

 

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ホグワーツからの大量の手紙が暖炉から流れ込んでいる。

 

House of MinaLima店員さんたちは気さくでフレンドリーで、フロアを移動するごとになにかしら話しかけてくる。

ベルリンの人たちよりも英語がネイティブな分、流暢すぎて聞き取りにくかったりする。あまり聞き取れないときに笑顔は返しつつ、(あまり分からない)という反応をするのに慣れてきたので大丈夫。そうするともう少し簡単に喋ってくれる。

ちなみに現時点でのTOEICは700点弱…これからどう伸びるか見守ってほしい。 

 

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結局、気に入った絵のポストカードを少しと、MinaLimaが装丁をデザインした不思議の国のアリスの本をゲットした。

レジにて、サイン入りがあるから持ってくるねと言ってもらえた。これは完全なる宝物である。ロンドンまで来てよかった。

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その後、近くのベトナム料理屋さんでフォーを食べたりしながら休憩した。

 

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ロンドンの夕方の風景。

今日はこの後レミゼラブルを観る予定である。開場の30分くらい前にクイーンズシアターにチケットを受け取りに行った。

しかし、なにやら人だかりが出来ている。スタッフたちが紙を配っている。

どうやら今日の演目は「技術的な問題の発生により中止」とのことらしい。劇を見に来た人々は行き場がなくなった。劇場の前で立ち尽くしている人たちもいる。

イギリスではまだコロナウイルスの影響は少なく、美術館やお店などほとんど全て開いている。

それでもこの時期に「技術的な問題で」と書かれていても実際は違うのではないかと推測してしまう。

そして念のため、メリーポピンズを演目としている近くの劇場の前まで行ってみると同じ紙が配られていた。観劇はあきらめるしかない。

コロナウイルスの影響でと書くと、それには劇を行わないという「決定」がなされたということなのでチケット購入者から文句がくるのかもしれない。

技術的な問題でと書けば、それは不可抗力だからきっと物事がスムーズに進むのかもしれない。

とにかくコロナウイルスの影響はロンドンでも出始めているらしい。

ベルリンの日本人に連絡をしてみると、ベルリンでもこの一週間ほどでレストランなどが閉まるかもしれないということだ。

 

 

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もう美術館も閉まっている時間なので、House of MinaLimaの隣のケーキ屋さんでケーキを買って帰ることにする

 

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ケーキの様子。チーズケーキが何種類もある。

ケーキ2つとスコーンを2つお願いすると、時間が遅かったからか店員さんが「秘密ね」と言いながらスコーンをもうひとつおまけしてくれた。

 

 

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ホテルに帰った。可愛いリボンもかけてくれてうれしい。

今日はレミゼラブルが観られなかったけれど、幸せに1日を終えることができる。

 

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箱の中の様子。妹はチョコレートケーキ、私はチーズケーキを買った。スコーンのためのジャムとクロテッドクリームも同封されている。

 

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今日の夜ご飯はこのケーキと紅茶。

おやすみなさい。

 

 

 

おまけ:MinaLimaデザインのAliceの本

 

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紙の取手を引くとチシャ猫が消える。

本全体がたくさんの仕掛けで埋め尽くされている。心がうれしさで満たされている。絶対にきれいに持ち帰ろう。

 

 

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 ロンドンでみつけたアリスグッズ