ドイツ日記1日目 (残り31日)
時差ぼけにより早く目が覚めた。
昨日買った洋梨や林檎や水を机にならべてしばし悦に入る。
フランス生活の1日目はこんなにうまくいかなかったから。
昨日、空港からバスで家に向かってその途中で小さなスーパーによって
食糧を仕入れられたことを嬉しく感じる。
飛行機の中でも鉄道の中でもどこでも外の世界を遮断して
心の世界に生きることは可能だが、
食材のある部屋を得たことでやっと内向性を解放できる。
シャワーを浴びる。
最初の数日は日本からもってきたシャンプーがもちそうだ。
シャワーカーテンがないので
なるべく姿勢を低くして髪を洗ったが水が飛び散ってしまう。
結局バスマットがびしょびしょになってしまった。
家主に謝罪の連絡を入れる。暖房の前にバスマットを干す。
今日の目標は、スーパーに行って自分で部屋に帰ってこられるようになること、
Wi-Fiの設定を整えて外でもWi-Fiを使えるようになることとする。
昨日行ったスーパーよりも大きなお店がバスで10分ほどのところにあるようだ。
そこに行ってみよう。
12時。外にでると気温はひんやりしている。天気はよく、近くには小川がきらめき
部屋の窓からみえていた尖った塔が近くに見えた。
近くのバス停に向かう道にケバブ屋が数件あった。
ベルリン在住の人たちはケバブを主な栄養源にしているらしいと聞く。
数日のうちにチャレンジしてみよう。
便利な表現を教えてもらった。"アイン マーレ ダス、ビッテ"
この言い方なら欲しいものが女性名詞か男性名詞かということを気にせず、
これをひとつくださいと伝えられるらしい。
この表現の文法はよく分からない。こわい。
しばらくバスに揺られて大きなスーパーについた。
お寿司もあれば、みたことのない食べ物もある。大きないちごが安い。
そして相変わらずヨーロッパのスーパーのヨーグルトコーナーには心が躍る。
かつてフランス生活では瓶入りのヨーグルトにたいへんにお世話になった。
毎日食べていたし栄養はそれしか要らないというくらいの気に入りようだった。
人生のよきパートナーであった。
お菓子コーナーではドイツの有名な会社である
Ritter Sport のチョコレートも手に入れたし、
冷凍食品コーナーではパイナップルの乗ったハワイアンピザなども手に入れた。
(どちらも妹のおすすめの品だ。)これで部屋がもっと快適になる。