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宝石の国 1〜2巻 感想

宝石の国」の始まりを読みました。

このところ幼少の頃から好きであった鉱物への熱が再燃しまして、確固たる趣味になりつつあります。

そんなときにちょうどこの漫画をみつけてしまったのでした。

 

本や漫画を読むのが非常に遅いのですが、読んだ本でみた風景や世界、文体などをずっと心の中の部屋にコレクションしています。

すこし読んでみて、宝石の国はそんな、いつでも帰ってこれる一つの世界として心に残るのではないかなという予感がしました。

 

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1〜2巻、全体の感想

 

漫画「宝石の国」では地球上に実際に存在する宝石が擬人化されて、そのキャラクターたちが何かしらの物語を形作っているものかと思っておりました。

しかし世界の設定が現代の地球ではないという点が予想外でした。そして宝石たちは遠い未来における私たち生物の姿だというのです。

 

その前提のもと、1巻の導入部分をみると美しいものに感じます。

私たち人間の消滅後、長い時を経て気づき上げられ続いてきた宝石の世界。

それまで意識のなかった我々読者は、フォスフォフィライトを呼ぶ声により、突如としてその世界にカットインされます。

それは長い長い眠りからの目覚めのようでもありました。

 

 

1〜2巻、キャラクタについての所感

 

フォスフォフィライト:硬度が低く、戦いに向かないのだけれど、かといって任された博物誌の仕事のやる気も出ていません。多様な性格をしている宝石達ですが意外とこういう適当なことばかり喋るフランクな性格のキャラクターが他にいないので、いてくれることで世界が明るく風通しがよくなっている気がします

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ボルツ:戦闘にとても強くてかっこいいです。ボルツという鉱物は知りませんでした。

硬度が10でダイヤモンドと同等であり、さらに単結晶のダイヤモンドより割れにくい性質であるらしいです。いろいろな呼び方があるようですが、ブラックダイヤモンドとも同一だそうです。キャラがかっこいいので今まであまり興味がなかったのですがちょっとブラックダイヤモンドが気になるようになりました。

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ダイヤモンド:ふんわりとした性格のかわいい子であって戦闘能力的にも優秀なのですが、最も強いボルツと組んでいることで劣等感を持っているようです。みんなからは憧れられている存在なのに、本人は生きるのがあまり楽そうじゃないところが複雑で魅力的です。また、ふんわりとしているわりに「強くなければダイヤモンドではない」と発言するなどときどき表れる気高さと負けず嫌いさに心を打たれます

 

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