ドイツ日記-ベルリンギャラリー、ドイツのケーキ-
朝早くに学校に行く生活にも慣れつつある。
7人いるクラスメイトはみな優秀だが、定刻に全員が集まることはなく、授業が始まってから徐々に揃っていく。
先生もなにも気にしていないようだ。
今日は授業でアゼルバイジャンのふたりと中国のひとりと
それぞれの出身地の結婚式について紹介しあった。
神前式の結婚式について紹介しようと思ったが説明するのは思いの外むずかしい。
途中で写真を見せてしまった (ごめんなさい)。
白無垢の写真でひとしきり盛り上がることができた。
授業のあとは近くのベルリンギャラリーへ。
GoogleMapに従ってきたが、最後の角を早めに曲がってしまっていたようで、駐車場のようなスペースに入ってしまう。
うろうろとしていると、ドイツ語を使うやさしそうなマダムがわざわざ助けに来て
身振りで一生懸命説明してくれた。
しばらくこのギャラリーの前でぼうっとすごした。
ギャラリー前の金属のオブジェに触れてみる。
チケットを購入し、荷物をあずかってもらい中へ。
(荷物を持ったままでは入れないギャラリーや美術館も多い)
モダンなカラーの立体作品が迎えてくれる。
工事現場でみたようなメタルの板が組まれて立っている。
個人的に空間をしっかりと使った現代アートが好きなのでこのような作品が展示されているところも探してみたい。
全体に白を基調とする静かで洗練されたギャラリーである。
二階にて気になる作品をみつけた。Fred Thielerという人の作品であるらしい。
白い静かな部屋にとてもよく似合っている。
似合っている、というよりも部屋が静かなことでこの絵の動きや勢いが一層感じられる。
彼はドイツのAbstract expressionism(抽象表現主義)を代表する画家らしい。
抽象表現主義の絵をもう少しみたい。
好きな作品たくさん見つかる予感がする。
そのまままっすぐ帰ってゆっくり眠ろうかと思ったが、カフェを見つけたので寄ることにした。
U Moritzplatzという駅の近くにあるrock-paperというカフェである。
とても入りやすいのでベルリンで気軽に使えるカフェが欲しい場合は行ってみるとよいかもしれない。
ドイツ系のケーキも充実していた。
これはココナッツバナナクーヘン。しっとりしていてとても美味しかった。
上ににんじん型のチョコレートが飾られたキャロットケーキを注文する人を数人みかけた。
日本では馴染みがないがドイツでは定番なのかもしれない。